受験対策センターのマーケティングは、時間との勝負です。中学3年生の保護者は新学年の初めから10年生(高校1年)への進学試験を心配し始め、高校3年生は高校卒業試験や適性評価試験の前に追い込みクラスを選び、小学生の保護者は夏が来る前からライフスキルのサマーキャンプを決めます。保護者が探し始めるまさにそのタイミングで、点数やスキルについて明確な約束とともに登場したセンターが、先にクラスを埋めます。
この記事は、より体系的に生徒募集を行いたい、受験対策センター、ライフスキルセンター、家庭教師グループのオーナー向けです。季節ごとのキャンペーンカレンダー、無料模擬試験を本当の申込につなげる方法、保護者に上達を示す方法、生徒が少ない月の売上を維持する方法をご紹介します。
受験対策・ライフスキルセンターのマーケティングの特徴
受験対策センターが売るのは、漠然とした「知識」ではありません。保護者が買うのは具体的な結果です。希望する公立校に合格すること、選考基準の点数に届くこと、子どもが望む学科に入れる適性評価の点数を取ることです。これには3つの特徴があります。
- 売上が数か月に集中する。追い込みクラスやサマーキャンプは、試験シーズンと夏の前後に満席になり、それ以外の月は、基礎クラスや週末のライフスキルクラスの人数が減っていきます。
- 保護者は継続的な上達の証拠を求める。本番の試験まで待って、学習の効果があったかどうかを知りたくはありません。各テストの点数や講師のコメントが、毎週目にする「成果物」になります。
- 試験の環境が変わる。2025年から、高校卒業試験は2018年版普通教育課程に沿って、必修2科目と選択2科目で実施されます。ハノイ国家大学やホーチミン市国家大学の適性評価、ハノイ工科大学の思考力評価といった個別の試験にも、多くの生徒が関心を寄せています。変更のたびに、センターがコンテンツで専門性を示す機会が生まれます。
加えて、教育訓練省は課外授業・補習に関する通達29/2024/TT-BGDDTを公布しました。センターは、科目、時間数、場所、学費の情報を自ら公開することが望ましく、この透明性は、遵守すべき要件であると同時に、保護者からの信頼を高める加点にもなります。
ライフスキルセンターの場合の難しさは、スキルに点数がないことです。保護者には、写真、活動、具体的なコメントを通じて、子どもの変化を見てもらう必要があります。
詳細に入る前に全体像を把握したい場合は、教育マーケティングとはの記事をお読みください。
試験シーズンに合わせたキャンペーンカレンダー
最も重要なのは、競合より早く募集を始めることです。受験対策とライフスキルの両方を行うセンター向けの参考カレンダーは次のとおりです。
新学年の初めから前期の終わりまで
- 中学2・3年生と高校2・3年生向けの基礎クラスを募集し、長期的なロードマップを前面に出します。
- 出題構成の分析や単元別の復習のコツといったコンテンツで、フォロワーを増やします。
- 最初の模擬試験を実施して、生徒の点数データを集めます。
テト明けから試験シーズンの前まで
- 10年生への進学試験、高校卒業試験、適性評価向けの追い込みクラスを開設し、新しい出題構成に沿った定期模擬試験を実施します。
- 保護者は子どもの夏の計画をとても早く立てるため、時期に応じた特典を付けて、ライフスキルのサマーキャンプの早期予約を開始します。
夏
- サマーキャンプとライフスキルクラスを運営しつつ、9年生・12年生に進級する生徒向けの「先取り学習」クラスを開設します。
- 次のシーズンのコンテンツにするため、活動の写真や動画を集めます。
試験後
- 生徒の試験結果を共有し(ご家庭の同意がある場合)、保護者に感謝を伝え、下の子の申込を促します。
- サマーキャンプの生徒を、新学年の週末ライフスキルクラスや基礎クラスに移行させます。
無料模擬試験を申込につなげる:7ステップのプロセス
無料模擬試験は受験対策センターの最も強力な「入口」ですが、多くのセンターで参加者は多いのに申込が少ないのが実情です。原因はたいてい、保護者が点数という数字だけを受け取り、相談を受けられないことにあります。おすすめのプロセスは次のとおりです。
- 申込フォームの段階で必要な情報を集める:学年、在籍校、苦手科目、目標点数、志望校。
- 模擬試験のリマインドを自動送信する:前日と数時間前に送り、欠席率を下げます。
- 本番さながらに厳正に実施する:試験室、監督者、正確な試験時間を用意します。この体験も商品の一部です。
- 結果に分析を添えて返す:分野別の点数、典型的なミス、目標までのあと何点が足りないか。
- 具体的なクラスとロードマップを提案する:生徒だけでなく、保護者にも送ります。
- 短い相談の予約を取る:結果を返してから48時間以内に、対面または電話で行います。
- 次回の模擬試験に招待する:まだ決めていないご家庭に、点数の差を自分の目で確かめてもらいます。
このように進めれば、模擬試験は無料の景品ではなく、相談のステップになります。入試リードの転換率を高める9つの方法の記事には、この段階向けの戦術がさらに多く載っています。
受験対策センターに効果的なチャネル
Facebook広告と保護者コミュニティ
Facebookは、9年生・12年生や小学生の子どもを持つ保護者に、地域ごとにリーチできる場であり続けています。最も効果的な広告は、「新規クラス募集」といった漠然としたものではなく、模擬試験の申込や、サマーキャンプの早期予約を呼びかける広告です。地域ごとの保護者グループや受験対策グループは、どのクラスが良いかを話し合う場なので、スパムではなく役立つ情報を共有する形で参加する必要があります。最適化の方法は教育センター向けFacebook広告の記事もご覧ください。
生徒向けのTikTok
時短の解法のコツ、出題の難問の解説、「点数を落としがちな3つのミス」といった動画は、生徒が自分から見て共有する形式です。高校3年生は自分でクラスを探し、その後に保護者に相談することが多くあります。
Zalo OAとGoogleマップ
Zalo OAは、模擬試験の結果、復習スケジュール、上達レポートの送付に使います。Googleマップは、保護者が自宅や学校の近くの受験対策クラスを探し、電話する前に口コミを読むのに役立ちます。
上達を示し、閑散期にも生徒をつなぎ留める
安定した売上は追い込みクラスからではなく、複数のコースを続けて受講する生徒から生まれます。そのためには次のことを行います。
- 定期的に上達レポートを送る。各テストの点数、出席状況、講師のコメントを、毎週または毎月Zaloで送ります。
- 複数の段階からなるロードマップを設計する:夏期コース、基礎コース、追い込みコース。保護者は、子どもが今どの段階にいて、次の段階が何かを知ることができます。
- スキルと受験対策のコンボを作る。ライフスキルを学ぶ小学生は、思考力クラスに進み、進級すると受験対策クラスに移れます。
- ライフスキルクラスでは、活動の写真と、自立、コミュニケーション、チームワークなどスキルごとのコメントを使ったレポートを設計します。
定着についてのさらに詳しい内容は、生徒の定着と再登録率の向上の記事にあります。
ツールとしては、Nex Eduが、募集、クラスのスケジュール作成、QRコードでの出席確認、VietQRでの学費回収、Zalo/SMSでの保護者への通知を管理し、サマーキャンプにも受験対策クラスにも適しています。Nex Adsは、Messengerのメッセージを一つのインボックスに集約し、Facebook広告の費用と成果のレポートを確認できるため、保護者からのメッセージが殺到する繁忙期に役立ちます。
追跡すべき指標
- 模擬試験から申込への転換率:無料模擬試験プログラムの効果を測ります。
- サマーキャンプの稼働率:空き枠一つひとつが、そのシーズンの完全な機会損失です。
- 短期コースから長期ロードマップへの移行率:センターが繁忙期への依存を減らせているかが分かります。
- 閑散月の売上:売上の平準化を直接示す指標です。
よくある失敗
- サマーキャンプの募集が直前になる。保護者はすでに、子どもの夏の予定を他の場所で決めてしまっています。
- 模擬試験後に点数だけを送る。分析もロードマップもなく、保護者には決断する理由がありません。
- 完璧な点数を約束する。「必ず合格」という約束は、信用を危うくするうえ、根拠を示すのも困難です。ロードマップと、測定できる上達について語りましょう。
- 許可なく生徒の写真や点数を投稿する。結果を共有する前に、必ずご家庭の同意を得てください。
- ライフスキルと受験対策で同じ広報をする。2つの保護者層は悩みが異なるため、それぞれ別のメッセージが必要です。
- 閑散期にチャネルを放置する。数か月投稿をやめると、センターはシーズンごとにゼロから「再始動」しなければなりません。
よくあるご質問
ライフスキルのサマーキャンプの申込は、いつから始めるべきですか?
保護者が子どもの夏の計画を立てる前の、年初から広報と予約の受付を始めるのがおすすめです。時期に応じた早期予約の特典があれば、センターは人員と場所を準備するための参加者数を事前に把握できます。
無料の模擬試験は、コースの価値を下げませんか?
いいえ。ただし、試験後に保護者が点数、弱点の分析、具体的なロードマップを受け取れる場合に限ります。そうすれば、模擬試験は価値ある相談のステップとなり、保護者はなぜ子どもに追加の学習が必要なのかを理解できます。
小規模なセンターでも、体系的な受験対策センターのマーケティングは必要ですか?
はい。小規模なセンターほど、焦点を絞る必要があります。しっかり実施した模擬試験プログラム、充実したGoogleマップのプロフィール、すばやいメッセージ返信、定期的な上達レポートがあれば、従来型の補習クラスとの差を十分につけられます。
ライフスキルと受験対策の両方を行うセンターは、どのように広報すればよいですか?
コンテンツとキャンペーンを2つの保護者層に分けつつ、CRMは共通にします。そうすれば、ライフスキルクラスの生徒が進級した際に、受験対策クラスに誘うことができます。
次の試験シーズンに向けて計画を立てる
試験シーズンは誰も待ってくれず、早めに準備したセンターが常に有利です。募集カレンダー、模擬試験プログラム、保護者向け上達レポートの仕組みを作りたい方は、Nex Agencyの受験対策・ライフスキルセンター向けマーケティングソリューションをご覧ください。ホットライン0798.798.321でご相談を承るほか、センターの規模に合ったサービスパッケージもご確認いただけます。保護者がクラス選びを始める前に、Nexのチームが受験対策センターのマーケティング計画を一緒に仕上げます。